「 投稿者アーカイブ:shinsei-kawa 」 一覧
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「問い」と「引き寄せ」06 ~「今、解決したい問題は何ですか?」~
【今、問題になっていることは何だろうか?】 前回のコラム『「問い」と「引き寄せ」05』では、人が無意識のうちに作ってしまう「思い込み」によらずに、「自分の内側」を見つめ直すために立てる問い、「本当に?」についてお伝えしました。 実は、ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で35,000回の決断を下しているそうです。 情報を整理、比較・検討し、問いを立て・選択し、ようやく決断にたどり着く・・・。 この処理が1日に35,000回も脳内で行なわれているのであれば、多くのエネルギーを消費しますよね。 なので、前回のコラムで、『人はより効率的に生きるため、余計な思考をしないで済むように「思い込み」を作る』と、お伝えしたことも、あらためてうなずけるのではないでしょうか。 さて、今回のコラムでは、その「本当に?」という問いを使いながら、「問い」で「問題の解決」を進めていくことについてお伝えしたいと思います。 【そもそも今、問題と思っていることは、本当に問題なのだろうか?】 まずは、「今、問題だ」と考えていることの中味を明らかにしていきます。 すべては「問題」の発見から始まります。 「問題」の発見には、ふたつの方法があると考えています。 ひとつ目は、前回のコラムでお伝えした「本当に?」という問いを使って、健全な疑いを持ち、本質的な中味を確認するということです。 つまり、「その問題は本当に問題なのだろうか?」と問いを立てて、深く考えてみることをするのです。 その問いによって、本当に問題であったならば、「何が問題なのか」を知ることができます。 そして、ふたつ目は、先達(せんだつ)に聞いてみる(しつもんしてみる)、ということです。 「今、私(たち)はこういう状態なのですが、私(たち)の本質的な問題は何だと思いますか?」 この問いは、いきなり「解決策」を求めるのではなく、「何が問題なのか」を知るためのものです。 また、「問題」については、次の2種類に分けることができると思っています。 ①.既に起こっていて見えている問題 ②.その問題を引き起こす要因となっているが見えていない問題 これまでにお伝えしてきたことは、①.既に起こっていて見えている問題、についてです。 そして、ここからは、②.その問題を引き起こす要因となっているが見えていない問題、についてお伝えします。 ここでのポイントは、「深く掘り下げていく」ということです。 そのためには、「なぜ?」という問いを5回程度くり返して「本当の原因(真因)」を見つける、ということをしていきます。 例えば、「売上が減少している」→その原因は「リピーターが少ない」→その原因は「満足度の低下」→その原因は「ニーズが分かっていない」・・・。 こうすることで、本当に解決すべき問題を「課題」として明らかにできます。 また、コラム『「問い」と「引き寄せ」02』でお伝えしたように、「今は何を大事にしているから、この状態なのだろうか?」という問いを使うことで、意識化されていない心の中の「こだわり」や「プライド」が作った偽りの「行動目的」に氣付かせてくれる、という場合もありますのでこちらも併せて活用をおススメします。 【脳にどんな空白を作るかで人生の質が変わる】 私たちの脳には、「空白(疑問)を埋めようとする」特性があります。 この空白が生まれると、脳は「わからない(不安定な)状態」であることをイヤがり、無意識のうちに答えを探し始めます。 そして、潜在意識(無意識)が動き出すと、その「空白(問い)」を私たちの顕在意識(意識)が忘れてしまったとしても、潜在意識は「答え」を探し続けます。 つまり、潜在意識は私たちが寝ている間も、答え探しをやめないのです。 例えば、発明・発見家であったエジソンやアインシュタインは、夜寝る前に、まだ完成していない発明やまだ発見できていない法則について、そのアイデアや答えを求めて、「問い」を立ててから眠りについた、という話はご存知の方も多いかと思います。 なので、私たちがどんなことに「問い」を持って生活するかによって、人生で得るものが変わってくることになります。 「問いは、私たちの無限の潜在能力を開放するカギとなる」(自己啓発家/アンソニー・ロビンス) 【「どうなったら最高だろうか?」という問いのススメ】 問題や課題が明らかになってきたところで、現在のその状態が「どうなったら最高だろうか?」という問いを立てます。 この問いは、コラム01で紹介したように、「理想の姿(=目標)」を引き出してくれる問いです。 私は、本来、「問題解決」には「理想の姿(=目標)を目指すこと」といった、輝かしい未来に向けて動き出すという意味も含まれているものと考えています。 なぜなら、問題解決も理想の姿もその根本には、次のような意味の「問い」が隠されているからです。 「自分(たち)の資質や能力などを使って、何をどうすればどんなことができそうだろうか?」 「できるのか?」ではなく、「できそうか?」としているのは、選択肢を自由にし、可能性を広げられるからですね。 【自分で選択した(自分の心に従った)という納得感】 最終的に、私たちが自分の人生に納得できるかどうかは、「自分で選択した(自分の心に従った)」という実感を得られているかどうかではないでしょうか。 大事なことは、ひとつの意思決定で答えにたどり着くことではなく、多くの問いを立てるということを重ねて少しずつ自分(たち)が成長していくことです。 私は、「問い」を立てることによって得られるものに、大きく2つのものがあると思っています。 それは、一つには「問題を解決すること」 そして、もう一つには「自分(たち)を知ること」です。 「今、解決したい問題は何ですか?」 「どうなっていたら最高ですか?」 [この記事を書いたのは、松崎豊です]
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「問い」と「引き寄せ」05 ~「本当に?」~
【「思い込み」によらず「自分の内側」を見つめ直す】 前々回のコラム『「問い」と「引き寄せ」03』では、今の自分が望んでいると思っていることは果たして本当の望みなのか、それとも単なる思い込みなのか。 それを確かめるためには次の問いを使って「自問自考」してみることが大事、ということをお伝えしました。 「自分にとって、<本当に>大切なことって何だろう?」 そして、そこでは、一般的に起業家がやってしまいがちなこととして、自分の顕在意識(意識)でたまたま思い付いた、本当の自分が望んでいない望み、いわゆる「思い込み」の望みを引き寄せようと頑張ってしまうことがある、ということをお話しました。 そこで、今回のコラムでは、そんな「思い込み」によらずに、「自分の内側」を見つめ直すための「問い」についてお伝えしていきたいと思います。 【人は「思い込み」を作るようにできている】 実は、「思い込み」というものは、人の脳の領域にある「脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」という脳の機能が関わっているといわれています。 脳幹網様体賦活系は、自分にとって重要な情報を無意識にキャッチするフィルターのような役割を果たしていて、私たちの五感から入ってくる情報を選別し、必要の無い情報を意識から遮断しています。 簡単に言うと、私たちが意識したものだけをピックアップして脳に送り、認識させているのですね。 反対に、私たちが意識していないものや興味を持っていないものについては、「これは不要だ」ってフィルタリングされてしまい、認識されることはありません。 意識していないものに関しては、目や耳から入った情報であっても、脳幹網様体賦活系のフィルタリングによって弾かれるので、見てない、聞いてないということになります。 以前のコラム『「問い」と「引き寄せ」01』でお伝えした、『人は「意識」でモノゴトを認識している』とは、こうした脳の機能によるものだったのです。 【なぜ、人は「思い込み」を作るのか】 では、なぜ、人は脳の入り口付近にこのようなフィルタリングの機能を作るのでしょうか。 それは、人の脳というのは大量に人体のエネルギーを消費する器官なので、フィルタリングをせずに全ての情報を脳が受け取っていると、人体のエネルギーが不足してしまうといった危険性があるからです。 だから、人は、脳の負担を減らすよう、人類の進化の過程においてフィルタリングの機能を発展させてきたのです。 そして、人は、より効率的に生きるため、余計な思考をしないで済むように「思い込み」を作るのです。 そもそも、「思い込み」とは、合理的な根拠があるわけではなく、私たち自身のこれまでの経験や思考などをもとにして、そうなのだと自覚せずに「確信」や「前提」としている潜在意識(無意識)の働きのことである、と思っています。 【「思い込み」を取り払う「本当に?」という問い】 情報社会に生きる私たちは、これまでに身に付けた知識や常識、当たり前と思い込んでいるモノゴトがあまりに多いので、「問い返す」ということがとてもむずかしいのですね。 そして、それは、誰しもが持つ「思い込み」によるバイアス(認識の歪みや思考の偏り)とあいまって、多くの人がモノゴトを本質から考えることなく、表面的に考えるだけになってしまっているのです。 しかし、「思い込み」からくる当たり前の「答え」に対して、健全な疑いを持ち、自ら「問い」を立てて脳を動かしていくということが、「正解のない時代」といわれている現代にはとても大事なことなのだと思います。 そして、現代社会において、健全な疑いを持って立てる「問い」とは、次のようなものです。 「本当に?」 一度出てきた「答え」に対して、「本当に?」と「問い直す」ことが大切なのですね。 そして、「問い直す」ときには、チカラを入れることなく、むしろ氣楽にゼロベースの発想で「それって本当かな?」という感覚でいいのです。 「本当にこれでいいのかな?」 「本当にこれがしたいことかな?」 「本当にそれが大切なことかな?」 【「良い問い」のひとつに「本質に迫る問い」がある】 「本当に?」という「問い」は、思い込みや先入観といったものを取り払うことができます。 また、その問いは、既成の枠を外したり、可能性を広げるたりする、「良い問い」のひとつだと言えるでしょう。 では、そもそも「良い問い」とは何でしょうか。 そう考えたとき、私はその答えとして「本質に迫る問い」が「良い問い」のひとつであると思っています。 なぜなら、「良い答え」は、本質から考えないと生まれてこないと思っているからです。 この考えは、私が提唱している「自問自考」(自分で問いを立て、自分で深く考え、自分にふさわしい答えを引き出そうとすること)につながっていることです。 私のお氣に入りの言葉のひとつに、次のようなものがあります。 「質の高い問いは、質の高い人生を生み出す」(自己啓発家/アンソニー・ロビンス) 【「本当に○○なのかな?」】 次の言葉も私のお氣に入りで、パウロ・コエーリョの著書『星の巡礼』にあるものです。 「船は港にいるとき、もっとも安全であるが、それは船が造られた目的ではない」 私はこの言葉をもとにして、独自に「問い」に変換してみました。 「本当に安全であることがいいのかな?」 「本当に目的はこれなのかな?」 人は、危機や損失を意識しすぎると、本当の目的を見失ってしまいます。 また、長い間安全な状態にあると、その状態に留まることに抵抗がなくなってしまいます。 しかし、それは、私たちが「本当に」望んでいる姿なのでしょうか。 私たちは、ときに「本当に○○なのかな?」という、この「問い」を立てていきたいものです。 「引き寄せ」とは、「自分の意識を向けたものや感じていることが現実として引き寄せられてくること」です。 …
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【実例紹介】売上が2倍!成功への道を歩む、保険営業マンの物語
これは転職直後の苦しい時代から急成長を遂げた保険営業マンの実際の話。 彼は売上が8ヵ月で200万円という状況から一転、わずか4ヵ月で400万円にまで成長しました。 売上は2倍、時間効率としては4倍になるこの驚異的な成長の背景には、彼の強い意志と私との共同作業がありました。 A氏がサポートを求めてきたとき、彼は行動を起こすことに対する心のブレーキを感じていました。 具体的に言うと「断られたら嫌だな」とか「この商品を売るのは自分でなくてもいいのではないか」といった思いがよぎり、営業活動に躊躇していたとのこと。 しかし、一緒に取り組む中で、彼はそのブレーキを取り除き、行動できる自信を取り戻していきました。 私の役割は、彼が自分自身と自分のビジネスに対して自信を持つ手助けをすることでした。 彼が自信を持てるようになったことは、彼の成功に不可欠な要素でした。 さらに、A氏は私のサポートを通じて、自分の仕事で何を達成したいのか、そしてそのためにはどのような戦略が必要か、真剣に考えることができました。 私がやったことと言えば、何のために仕事をしているのか、どこを目指しているのか、社会にどのような影響を与えたいのか、などと問いかけることでした。 自分のビジネスの目標を明確にし、それに向かって効果的な行動を起こす手助けになったことでしょう。 A氏は1年目の売上目標を達成し、社内規定の新人賞を受賞するまでに至りました。 A氏の成功は、彼自身の努力と「問いかけ」が結びついた結果です。彼の物語は、成功への道を歩む他のクライアントにも希望を与えています。 彼のこれからの成長と成功に、心からの期待を寄せています。 [この記事を書いたのは、糸数直です]
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「問い」と「引き寄せ」04 ~「我々はどこから来たのか?我々は何者か?我々はどこへ行くのか?」~
【ビジネスは自分の大切なことと結びついていますか?】 前回のコラム『「問い」と「引き寄せ」03』は、「自分にとって、本当に大切なことって何だろう?」と自問自考してみることが大事、といった主旨でした。 そして、「本当に大切なこと」=「強い愛情を感じること」を明確にしていくことで、やがてそれは「自分の軸」となり、ビジネスに人生に「迷走」がなくなっていく、とお伝えしました。 また、スティーブ・ジョブズが毎朝立てていたという「問い」を引用して、そもそも、自分のビジネスが本当に大切なことと結びついているのか、そこを意識化してみることも大事、ということもお話しました。 そして、今回のコラムでは、前回のコラムを引き継いで、その「自分のビジネスが本当に大切なことと結びついているのか」を明確にしていくための「問い」についてお伝えしていきます。 【「自分の軸」を明らかにして歩んでいく】 ご存知の方も多いと思いますが、フランス出身の画家ポール・ゴーギャンによる絵画には、次のようなタイトルの作品(1897年)があります。 「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」 まるで「問いの宝庫」、と言えるような作品タイトルですよね。 私には、この作品タイトルが、「過去・現在・未来」の順にひとつのつながりを持たせ、本当に大切なものを明確にしていくことのできる「問い」であるように思えます。 この作品タイトルについては、いろいろな解釈があるようですが、私自身は独自に次のように応用して(解釈して)、「問い」にしてみました。 「そもそもなぜこのビジネスをはじめたのですか?(過去)」 「いまのビジネスでは何が嬉しいですか?(現在)」 「これからビジネスでどんなことをしていきたいですか?(未来)」 いかがでしょう。 このように問い直してみると、前回のコラム03で紹介した「本当に大切なこと」や「自分の軸」について、まるでゴーギャンが「それを明らかにして歩みなさい」と、助言しているように感じませんか。 【今生の命はリンゴの木であるならば、その人生を思いっきり楽しむ】 また、ゴーギャンの作品タイトル(過去・現在・未来)を、例えば「リンゴの木」で表現するとしたら、次のようになるのではないでしょうか。 「どんな土壌に種があったのですか?(過去)」 「どのように枝を伸ばし、葉を付けると楽しいですか?(現在)」 「どんな花や実を付けて、喜んでもらいたいのですか?(未来)」 今生の命はリンゴであることが天命であるならば、その人生を思いっきり楽しむことが大切です。 なぜなら、それが自分の本質(本性)を生きるということだから。 このリンゴの木の例えでは、「土壌」からすべてがスタートしています。 「土壌」の部分を人間で言えば、それは「心の状態(心の在り方)」になります。 なので、「土壌(心の在り方)」が枯れていたり荒んでいたりすれば、枝を伸ばすことや葉っぱを付けることができません。 ましてや、花や実を付けたいという望みも叶いません。 リンゴの木は、豊かな土壌から芽を出し、自分の資質や素質に従って存分に成長し、独自の花や実で自分を満たし、その結果、周りに喜んでもらうということが、そもそもの本性なのですね。 【自分でない他の何者かになろうとしても、うまくいかない】 リンゴの木は、ミカンの花を咲かせることはできません。 また、マスカットの実を付けることもできません。 リンゴの木は、ただ自分がリンゴであることを自覚(認識)し、一生懸命にリンゴであり続ければ、それでいいのです。 そこに、「社会通念」や「世間体」、「思い込み」などといったものは介在しません。 ところが、多くの人は自分でない他の何者かになろうとするのです。 だから、迷走してしまうのです。(私自身がそうでした) 前々回のコラム02において、「他問他答」ではなく「自問自考」が大切、とお伝えした通り、誰かの答えを自分に当てはめても、しょせん長続きはしないのです。 ゴーギャンの作品タイトルを独自に応用した(解釈した)問いに戻ります。 「そもそもなぜこのビジネスをはじめたのですか?(過去)」 「いまのビジネスでは何が嬉しいですか?(現在)」 「これからビジネスでどんなことをしていきたいですか?(未来)」 これらをくり返し自問自考することによって、「ビジネス」と「大切だと感じていること」が結びついているのかを明らかにし、潜在意識と顕在意識のベクトル合わせをしていきましょう。 よく「とにかく行動せよ!」と言われていますが、行動することそのものよりも、その前提となる意識状態(リンゴの木でいうところの土壌)がどのようであるか、それがとても重要なのですね。 このような、「自分にとって本当に大切なことに結びついている」意識状態のことを、「引き寄せマインド」と私は呼んでいます。 「あなたはどこから来たのですか?あなたは何者ですか?あなたはどこへ行くのですか?」 …
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「問い」と「引き寄せ」03 ~「あなたにとって、本当に大切なことは何ですか?」~
【自分にとって、本当に大切なことって何だろう?】 前回のコラム『「問い」と「引き寄せ」02』では、「今は何を大事にしているから、その状態なのですか?」という問いを紹介しました。 そして、その問いを立てることで、意識化されていない心の中の「こだわり」や「プライド」が作った、偽りの「行動目的」に氣付かせてくれる、ということをお伝えしました。 今回のコラムでは、その「こだわり」や「プライド」ということよりも、そもそも、「あなたにとって、本当に大切なことは何ですか?」という問いをテーマに、「自分の本質」について考えていきたいと思います。 「本当に大切なことを自分自身で把握していますか?」 こうして、あらためて問いかけられると、「うーん…?」と考え込んでしまう人も多いのではないでしょうか。 ちなみに、ここでいう「本当に大切なこと」とは、「強い愛情を感じること」といった意味であると捉えてください。 では、なぜ、「本当に大切なこと」を自問自考※し、答えを引き出し、把握することが大事なのかというと、この答えこそが「自分の本質的な部分」であり、当コラムのタイトルとなっている「引き寄せ」の核心部分だからです。 前々回のコラム01で、いわゆる「引き寄せ」とは、「自分の意識を向けたものや感じていることが現実として引き寄せられてくること」、とお伝えしました。 つまり、「強い愛情を感じること」は自然と引き寄せられるものなのです。 ※「自問自考」とは、自分で「問い」を立て、自分で深く「考え」、自分にふさわしい「答え」を引き出そうとすること、と定義しています。 【「思い込み」からくる望みを引き寄せてはいけない】 一般的に、起業家がやってしまいがちなこととして、自分の顕在意識(意識)でたまたま思い付いた、本当の自分が望んでいない望み、いわゆる「思い込み」の望みを引き寄せようと頑張る、ということがあります。 それは、潜在意識(無意識)では「強い愛情を感じること」があるにもかかわらず、顕在意識では「思い込み(認知バイアス)」に依って行動してしまう、といったケースのことです。 しかし、それでは、潜在意識の本当の自分が抵抗し、うまくいきません。 起業してから数年のうちに、行き詰まり感や閉塞感に苛まれる起業家が少なくないのも、こうしたことが原因だと思っています。(私自身がまさにそうでしたので) では、顕在意識で思い付いた「欲しい」を願い続けるとどうなるのかというと、逆に、願いは遠のくことになります。 なぜなら、全ての意識の95%以上を占めるといわれている潜在意識が、「手に入らない状態だから願っているのだ」と、「欠乏」を感じてしまうからです。(このことに関しても、私自身がまさにそうで、「売上」ばかりを追い続けていたら、「売上」は遠のいていきました) 【「本当に大切なこと」に忠実であれば、望ましい引き寄せは自然と起こる】 それでは、本当に望ましい引き寄せを起こすにはどうすればいいのでしょうか。 それは、潜在意識の本当の自分が大切にしていることを自覚(認識)し、そういう自分であり続けることなのです。 そうすると、潜在意識と顕在意識の間にギャップがなくなります。 そして、両者のベクトルが一致してくるので、ますます本当の自分にふさわしい引き寄せが現れるようになるのです。 それは、つまり、「自分の外側」にある現象や状況に喜怒哀楽することよりも、まず先に「自分の内側」にある愛情を感じることに意識を向けるほうが大事、ということです。 【スティーブ・ジョブズは、毎朝、鏡に向かって問いを立てていた!】 ここで、アップルの創設者であるスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業祝賀会で述べた言葉を紹介します。 それは次のようなものです。 「人はやがて死ぬ。これを忘れずにいることは、人生で大きな選択をするときに一番重要な方法である。なぜなら、周囲の期待や自尊心、恥や失敗への恐怖…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるのだから。残るのは『本当に大切なこと』だけである」 また、ジョブズは、30年間毎朝、鏡に向かって次のような問いを立てて(自問自考して)いるとも言っていました。 「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか?」 ジョブズは、「自分にとって本当に大切なこと」について、毎朝問いを立てることで意識化(焦点化)し、それがビジネスと結びついていることなのか、確認していたのですね。 私自身は、毎朝「今日1日が終わった時にどうなっていたら最高だろうか?」と自問自考していますが、ジョブズが立てていた問いは、より自分の本質、ビジネスの本質に迫るものだと言えそうです。(私が毎朝立てているこの問いは、前々回のコラム01で紹介しました「どうなっていたら最高ですか?」を応用したものです) 【「自分の軸」を持つことで、「迷走」がなくなっていく】 私たちは、「自分にとって本当に大切なこと」を把握することで、それを「自分の軸」として歩んでいくことができるようになります。 「自分の軸」を持つことで、ビジネスに人生に「迷走」がなくなっていくのです。 よく「自分の軸を持ちなさい」と言われていますが、それはつまり、「自分にとって本当に大切なこと」を明確にすることなのだ、と私は思っています。 「あなたにとって、本当に大切なことは何ですか?」 [この記事を書いたのは、松崎豊です]
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上司のみなさん、部下を「言い訳の達人」にしていませんか?(前編)
近年、優れたリーダーシップの一環として、上司の質問力が注目を集めています。質問力は、組織のパフォーマンス向上や個々の成長を促進する上で重要な要素となっています。 第一に、良い上司は主導的な質問を通じて部下の意見やアイディアを引き出します。これにより、部下は自ら考え、積極的に参加し、組織全体の創造性とイノベーションが促進されます。 第二に、適切なタイミングでの質問は、問題の早期発見と解決に役立ちます。上司が的確な質問を投げかけ、部下との対話を通じて潜在的な課題や障害を把握し、迅速な対応が可能になります。 さらに、上司の質問力は部下のモチベーションにも大きな影響を与えます。適切な質問は、部下に自身の役割や貢献について深く考えさせ、仕事へのコミットメントを高めます。 このように、上司が部下に対して質問力を発揮することは良いことばかりのようですが・・本当にそうでしょうか? みなさんは、間違えた質問の使い方はしていないですか? ここで私の失敗談を披露します。 私が勤める損害保険会社での営業課長時代、今から10年前くらいのお話です。 毎週、月曜の午後に課の営業会議をしていました。部下は3名でしたが、自分自身が プレイングマネージャーとして忙しく動き回っていましたので、会議では営業数字の 進捗確認はもちろんのこと、営業数字を達成させるためのアクションプランのタスクの 進捗を報告してもらいます。 先週の会議で確認をしたタスクを全く進捗していない部下がいました。 私は会議のたび次のような質問を繰り返しました。 「なぜ先週の会議でやると言ったことができなかったのか?」 「なぜ今月も営業数字が達成しないのか? その原因は何だと思うか?」 「なぜこの案件が成約にならないのか? いつ成約するのか?」 良くある営業会議の光景がそこにありました。 すると部下は、毎回私から同じ質問をされるので、営業数字が達成できない理由、案件が成約できない理由を会議の前までに用意周到に考えてくるようになりました。 つまり、できない理由=「言い訳」の精度が毎週毎週、見事に巧妙に高まっていくのです。 私が「なぜ・・・・・?」の質問を繰り返したことは、仕事の成果を生み出すことはなく 「言い訳の達人」を生み出したという結末でした。 あの時、私は部下にどんな質問をすれば良かったのでしょう? みなさんなら、部下に対してどんな質問力を発揮しますか? 次回、後編へ続く・・・ [この記事を書いたのは、先本将人です]
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【問いの実例】2代目と経営幹部の育成
問活を導入され、私が毎月訪問している沖縄県内の会社があります。 その会社の社長は数年以内に勇退することを決断しており、後継者の育成を急いでいるさなかでした。後継者とその2代目をサポートする次期経営幹部が、会社の経営を「自分ごと」と捉え、自分達らしい経営を考えてほしいというのが社長の思いでした。 私には同規模の会社を経営した経験もなく、「こういう経営をしたほうがいい」とアドバイスすることは出来ません。この会社の業界のことも詳しくありません。 それでも社長が問活の導入を決断したのは、「これからの会社を経営していくには当事者自身で考える必要がある」ということに気付いていたからです。考えるためには問いが有効ということで、私を毎月呼んでくださっています。 そこでは、 ■自分達らしい経営とは何か? ■この会社が社会に与える影響は? ■社員全員で大切にしたい行動指針は? などを話し合ってもらっています。 自分達は何のために働くのか その会社は、おおざっぱに言えば店舗や宿泊施設など、多くの人が出入りする場所の清潔を保つお仕事をされていました。いわゆるクレンリネス業です。 体力勝負の側面があり、営業マンもブルーカラーのような雰囲気で働かれているのが印象的でした。その影響もあるのか、高校生の部活動のようなチームワークがあり、若い社員も元気いっぱいでした。 とはいえ、力仕事であり地味な仕事内容です。「なんでこんなことしているのだろう」と悩む若手社員がいてもおかしくありません。 そこで経営幹部で考えたのが「自分達は何のために働いているのか」。自分達の仕事は誰の役に立っているのか、を改めて問い直したのです。 色々話し合った結果、自分達は沖縄県のキレイを創っている、観光客を迎えたときに「沖縄ってキレイだね」って言ってもらえるような仕事をしていることに気づきました。 沖縄の基幹産業である観光業に貢献していることに改めて気づいたのです。そのときの参加者の顔はすごくハツラツとしていて、「こんなに意義深い仕事だったのか」と鳥肌が立っていた人もいました。繰り返しになりますが私はアドバイスなどしていません。問いかけただけです。参加者自身が問いかけに対し考えた結果、鳥肌が立つほどの仕事の意義に改めてたどり着いたのです。「そこを誇りに仕事をしていけば、社員全員のチームワークがより一層強化されることでしょうね」くらいは付け足しましたが。 それだけ質問は強力ということです。仕事の内容が変わったわけではないにも関わらず、明らかに仕事への取り組み方が変わったのです。 私も僭越ながら、間接的に沖縄のための仕事をしているという誇らしさを持って、今後もこの会社に訪問したいと思います。 [この記事を書いたのは、糸数直です]
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<質問>はなぜタスクより【効く】のか
皆さんは日々の仕事、やることをタスク化/リスト化していますか? タスクを書き出しで、消し込むことが大好き!という人も少なくないのではないかと思います。 私も忘れないように、思い出した仕事ややるべきことは、リストに書き出しています。 …が、この度、タスクをただ書き出すよりもっと【効く】方法があることを発見しました!(え、もしかして、みんな知っていましたか?)。 それは、<質問>をすること。 Q今日絶対にやらなければならないことは?なぜやらないといけない? Q今日やった方がいいけれど、明日でもいいことは? Qこのタスクが終わったらどんな気分になる? Qこの仕事は、どんな結果になると最高?(少し先を見据えて) タスクを書く前でも、タスクを書き出した後からでも、どちらでも大丈夫。 ただ、<質問>は、心の中で思うだけではなく、自分できちんと<書く>方がよいです。そして、タスクを書きながら考える、書いたタスクを見ながら答えていく。 タスクの長い列を書き出すだけでホッとして終わってしまうこと、ないですか? 長い長いタスクの行を見ていると、どっと疲れてしまうこともありますよね? 優先順位をつけようと思っても、気づくとどれも赤丸最重要!になってしまったり… しかし、<質問>をすると、自分の頭で考えはじめます。 質問に答えていくと、湧き出てくるタスクを整理することができます。 タスクを書き出すとき、思い出してはいるけれど、たぶんあまり考えてはいない。 「考える」、そしてその上で「整理する」ことが大きな差になるのだと私は思います。 誰かが決めた期限と、自分で考え、納得して決め直した期限とでは全く意味が異なります。 終わった後の自分の気持ちを想像してから着手すると、同じ「やるべきこと」でも、最後の馬力が違ってきます。 タスクを書き出して走り出す前にほんの少しだけ立ちどまる。 そして質問してみる。 その効果を実感して頂けると思います。 【今日の質問】 タスクを書いたら、すぐに着手していませんか。 少しだけ立ち止まって、自分に<質問>してみるのはいかがですか。 [この記事を書いたのは、岡部真記です]
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「問い」と「引き寄せ」02 ~「今は何を大事にしているから、その状態なのですか?」~
【今の状態はどのようですか?】 前回のコラム『「問い」と「引き寄せ」01』では、「どうなっていたら最高だろうか?」という問いが、自分の心のなかにある「理想の姿」や「目的」を引き出してくれる、ということをお伝えしました。 今回のコラムでは、その「理想の姿」の前段階である「現在の姿」にスポットを当てます。そして、「現在の姿」を引き寄せた、これまでの「行動の目的」に氣づくことが大切、ということをお伝えしていきます。 私たちの「現在の姿」は、私たちが何かしらの目的を持って行動した結果ですよね。 なので、まずは、今この状態を引き寄せた、これまでの「行動の目的」を意識化してみましょう。 そのときに用いるのが、次のような問いです。 「今は何を大事にしているから、この状態なのだろうか?」 【今大事にしていることが引き寄せられている】 前回のコラムで、いわゆる「引き寄せ」とは、「自分の意識を向けたものや感じていることが現実として引き寄せられてくること」、といった旨をお伝えしました。 そして、また、私の思う「引き寄せ」とは、「万有引力の法則」と同じように、「いつでもどこでも誰にでも作用しているもの」です。 なので、今大事にしていること(=意識を向けていること)が引き寄せられて、「この状態」となって現れていることになります。※ここでいう「意識」とは、「意識(顕在意識)」と「無意識(潜在意識)」を指しています。 【人は自分のことが一番よく分からない】 私自身の体験を言えば、50代半ばで独立・起業してから、しばらくすると、なぜか閉塞感が付きまとう状態になっていました。 そして、あるとき、この「今は何を大事にしているから、この状態なのだろうか?」、という問いに出会ったことで、この閉塞感の原因は次のようなことだと氣がついたのです。 「自分らしい姿を求めて起業したはずなのに、実際は売上ばかりを求めて行動している」 私のなかで、潜在意識では自分らしくありたいことにベクトルが向き、顕在意識では売上をあげることにベクトルが向けていたので、「意識」のベクトルの不一致によって葛藤が起こっていたのですね。 私はいつの間にか、自分の「行動の目的」を「売上をあげること」にしていたのでした。 人は、今自分が何のために動いているのかを意識化して(認識して)おらず、自分の本質とズレてしまっているときがあります。 なので、いざ意識化してみると、やっていることが急にばかばかしくなったり、逆に今まで以上に納得感がでてきたりして、意識や行動の切り替えが起こることがあるのですね。 そもそも、人は、「自分のことが一番よく分からない」のです。 人は、自分のことを自分で見ることができません。自分で自分のことを客観視できないのです。一番身近にいるのに、一番自分のことがよく分からないのです。 だからこそ、自分で「問いを立てる」ことが大切なのですね。 【「他問他答(たもんたとう)」でなく、「自問自考(じもんじこう)」が大切】 今、世の中では、いたるところで「誰かの答え」が語られています。 「こうしたら上手くいった」という、他人の答えを多くの人が知りたがっているからですね。 しかし、それはあくまで「他問他答(たもんたとう)」です。「誰かの問い」、「誰かの答え」です。 今、自分が置かれている状況は、自分だけの目の前にしかないもの。 なので、本当に発見しないといけないのは、「自分の問い」、「自分の考え」、「自分の答え」なのです。 私は、その発見のプロセスを「自問自考(じもんじこう)」と呼んでいます。 私たちは、「自問自考(じもんじこう)」をくり返すことで、自分の意識が濃いものになっていくのです。 ※「自問自考」とは、自分で「問い」を立て、自分で深く「考え」、自分にふさわしい「答え」を引き出そうとすること、と私は定義しています。答えありきではないですし、また、すぐに答えが見つからなくてもいいのです。深く考えて意識を焦点化することが大切、という考え方です。 【すべてのものはいずれ過ぎ去っていく】 「現在の姿」は、いずれ過ぎ去っていきます。 苦難の状況にあるときも、絶好調の状況にあるときも、「いずれ過ぎ去っていく」ことになります。 すべてのものがいずれ過ぎ去っていくのであれば、「いまここ」を「自分の答え」で生きていたいものです。 「問いを立てる」ことは、自分の人生を選択することです。 本当に納得できる人生をおくるためにも、自分で問い、自分で考え、自分の答えを発見しましょう。 自分が本当の自分になっていきます。 「今は何を大事にしているから、その状態なのですか?」 [この記事を書いたのは、松崎豊です]
